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貫木
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たるき
ふりがな文庫
“
貫木
(
たるき
)” の例文
きっと、最初の英人建築技師ディグスビイの設計を改修した所に、算哲のウイチグス呪法精神が
罩
(
こ
)
もっているに違いないのだ。つまり、一本の柱、
貫木
(
たるき
)
にもだよ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
そして、全体が
漆
(
うるし
)
のような光を帯び、天井などは
貫木
(
たるき
)
も板も、判らぬほどに煤けてしまっていて、どこをのぞいてみても、朽木の匂いがぷんぷん香ってくるのだった。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
前夜の睡眠中に捲かれておいた
弾条
(
ぜんまい
)
が、毎朝一分も違わぬ時刻に——目醒めると動き出して、何時には、
貫木
(
たるき
)
の下から仏間の入口にかけて二回往復し、それから四分ほど過ぎると
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
貫
常用漢字
中学
部首:⾙
11画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“貫木”で始まる語句
貫木差