謠曲うたひ)” の例文
新字:謡曲
甥は私よりは三つも下の少年でしたが、謠曲うたひの文句などを諳記して居て、斯の祖母さんの側でよく歌ひました。
私が姉の家に居る頃、あそこの祖母おばあさんが時々なぐさみに琴を鳴らしたことを貴女に御話しましたらう。小さな甥までが謠曲うたひの一ふしぐらゐは諳記そらんじて居ることを御話しましたらう。