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諜者
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てふじや
ふりがな文庫
“
諜者
(
てふじや
)” の例文
平次の見込通り、徳太郎は三河町の叔父の家で、劍術ごつこをして遊んで居るところを、ガラツ八とその又手下の
諜者
(
てふじや
)
に
發見
(
みつけ
)
られたのです。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お菊の言葉や、父上市太郎樣の最期の樣子、奧方のお言葉の端々からそれ位のことは察しました。それに駒形のお屋敷には一昨夜から、三人の
諜者
(
てふじや
)
を
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
巾着切を
看板
(
かんばん
)
にかけて居るやうな辰三が、何時までも安穩に暮らせたのは、一つは働きの方法が馬鹿々々しく義理堅かつた上に、内々は御用聞の良い顏に喰ひ入つて、
諜者
(
てふじや
)
を勤め
銭形平次捕物控:307 掏られた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
辰三が、弱氣の巾着切と見せかけたのは、大盜の正體を隱すためで、善人らしく立廻つて柄にもない僞善的なことをするより、小盜人の
諜者
(
てふじや
)
と見せたのは、辰三の
惡賢
(
わるがし
)
こさでした。
銭形平次捕物控:307 掏られた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
諜
漢検準1級
部首:⾔
16画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“諜”で始まる語句
諜
諜報
諜合
諜状
諜客
諜計
諜報局
諜報方
諜報網
諜報機関