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誚
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せ
ふりがな文庫
“
誚
(
せ
)” の例文
怒って王家へいって汚い詞で王を
誚
(
せ
)
めた。王も威張って負けていなかった。かえってさんざんに母の悪口をいった。そのうえ
珊瑚
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
馬は心に陶が金を貪るのを
厭
(
いと
)
うて絶交しようと思ったが、しかしまたひそかに佳い木をかくしているのが恨めしくもあって、とうとう逢って
誚
(
せ
)
めてやろうと思って扉を叩いた。
黄英
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
また過誤のあった時、
分疏
(
ぶんそ
)
をするために予め地をなして置くのでもない。これは私の性質と境遇とから生じた事実である。あるいはそれではギョオテに済むまいと
誚
(
せ
)
められるかも知れない。
不苦心談
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
誚
漢検1級
部首:⾔
14画