認知にんち)” の例文
潜水艦から離れた艦上機の操縦席についていたのは、別人べつじんならぬ花川戸はなかわど鼻緒問屋はなおどんやの二番息子の直二なおじであった。前に戦死と認知にんちされて、死亡通知の発せられた幽霊人ゆうれいじんだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)