訃音ふおん)” の例文
僕は計らずも洋臭を遠離をんりして、東方の国土の情調に浸つたのであつた。さういふ心の交錯のあつたときに、僕は父の訃音ふおんを受取つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
五 女史の訃音ふおん
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)