觳觫こくそく)” の例文
牛と羊と共に丑未の位におれり、牛の色はあおく、雑色ありといえども蒼が多し、春陽の生気に近きが故に死を聞く時はすなわち觳觫こくそくす。
生贄の是認せらるべき趨勢すうせいは有りもしようが、觳觫こくそくたる畜類の歩みなどを見ては、人の善良な側の感情から見て、神に献げるとは云え
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)