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袼
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わきあけ
ふりがな文庫
“
袼
(
わきあけ
)” の例文
実
(
げ
)
に
主
(
あるじ
)
は在らずして、在るが如くその
枕頭
(
まくらもと
)
に坐れる客の、
猶悲
(
なほかなしみ
)
の残れる
面
(
おもて
)
に髪をば少し
打乱
(
うちみだ
)
し、左の
袼
(
わきあけ
)
の二寸ばかりも裂けたるままに姿も整はずゐたりしを、
遽
(
にはか
)
に
引枢
(
ひきつくろ
)
ひつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
袼
部首:⾐
11画