術眼じゅつがん)” の例文
と三たびほど息をかけて、術眼じゅつがんをとじた呂宋兵衛、その黄金の板へ、やッと、力をこめて碧空あおぞらへ投げあげたかと思うと、ブーンとうなりを生じて、とんでいった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)