蜆賣しゞみう)” の例文
新字:蜆売
よぼよぼしたお爺さんの蜆賣しゞみうりと、十二三の腕白が隣りあつて、笊と笊をならべ、天秤棒を組あはせてゐたが、お爺さんが小僧の、不正な桝を見つけたのがはじまりで
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)