蛮色ばんしょく)” の例文
旧字:蠻色
真黒にげた顔の中に、眼だけ光らして、見違えるように蛮色ばんしょくを帯びた彼は、比較的日の遠い座敷へ這入はいったなり横になって、兄の帰りを待ち受けていたが、宗助の顔を見るや否や
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)