虞美人草ひなげし)” の例文
妙に抵抗の無い、弱々しい感じは、日蔭に咲いた虞美人草ひなげしのようで、先刻の長虫を繩片のように扱った娘とはどうしても思われません。
昨日きのふ君がありしところにいまは赤く鏡にうつり虞美人草ひなげしのさく
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
名よ脆かりし虞美人草ひなげし
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)