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虚偽
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いつはり
ふりがな文庫
“
虚偽
(
いつはり
)” の例文
「見ぬ方が
却
(
かへ
)
つてよかつた。もしか人にきかれたらつひぞ見たこともない、世にも不思議な霊草ぢやといつておかう。どんな
虚偽
(
いつはり
)
にしても平凡よりはましだから。」
茶話:11 昭和五(一九三〇)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
自分は其を
隠蔽
(
かく
)
さう隠蔽さうとして、持つて生れた自然の性質を
銷磨
(
すりへら
)
して居たのだ。其為に
一時
(
いつとき
)
も自分を忘れることが出来なかつたのだ。思へば今迄の生涯は
虚偽
(
いつはり
)
の生涯であつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
人のまことも
虚偽
(
いつはり
)
も
我が愛する詩人の伝記
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
虚
常用漢字
中学
部首:⾌
11画
偽
常用漢字
中学
部首:⼈
11画
“虚偽”で始まる語句
虚偽残酷