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處刑
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おしおき
ふりがな文庫
“
處刑
(
おしおき
)” の例文
新字:
処刑
「宗次郎さん、私は縛られて行きます。
處刑
(
おしおき
)
に上がつたら、線香の一本も上げて下さい、——そして、お秋と仲よく暮して下さい」
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
どんな
處刑
(
おしおき
)
でも受けますが、その代り、遊び人風情に女出入りで眼玉を射られた大村兵庫も何とかして貰ひませう——とね、斯う申上げる積りで。
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「徳右衞門は
處刑
(
おしおき
)
になりましたが、あの養ひ娘のお雪はどうなりました。それから番頭の林三郎は誰が殺したんです」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
定吉の性質や、お駒との關係も知つて居るので、お仙は何も彼も讀み盡して、
白痴
(
ばか
)
な子を
處刑
(
おしおき
)
にされるよりはと、女心の淺墓な親子心中をしたのだらう。
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お銀も元吉も
處刑
(
おしおき
)
になり、伊豆屋の二番目息子の徳三郎は、それつきり行方不明になりました。
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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親分さん、斯う名乘つて出て、立派に
處刑
(
おしおき
)
を受けようといふ、私の考へは無理でせうか。親分
銭形平次捕物控:185 歩く死骸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは恐らく本音でせう、どうせ
處刑
(
おしおき
)
臺に乘る身で今更非を飾るお富でもなささうです。
銭形平次捕物控:222 乗合舟
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、聽いておくんなさい。——出來ることなら隱し了せようと思ひましたが、弟の新吉が
處刑
(
おしおき
)
になるのを見ちや居られません。何を隱しませう。お駒を殺したのは、此私で——」
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「八、兎も角、もう少し調べ度いことがある。俺と一緒に來い。又五郎とその小判は、町役人に預けて置くが宜い、——逃げ度きや逃がせ。今度つかまつたら、小夜菊殺しの下手人で
處刑
(
おしおき
)
になる」
銭形平次捕物控:281 用心棒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
二人共萬に一つ
處刑
(
おしおき
)
になるやうな事はあるまいと
多寡
(
たくわ
)
を
銭形平次捕物控:145 蜘蛛の巣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
處
部首:⾌
11画
刑
常用漢字
中学
部首:⼑
6画
“處刑”で始まる語句
處刑臺
處刑場