虎杖すかんぽ)” の例文
その草の中にスクスクと抜け出た虎杖すかんぽを取るために崖下に打ち続く裏長屋の子供らが、けわしい崖の草の中をがさがさあさっていた。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
自分も同じように振舞いたいと思って手の届くところにえている虎杖すかんぽを力充分いっぱいに抜いて、子供たちのするように青い柔かい茎をんでも見た。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)