藻塩もしほ)” の例文
あまの世をよそに聞かめや須磨すまの浦に藻塩もしほれしもたれならなくに
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
このたびは立ち別るとも藻塩もしほ焼く煙は同じかたになびかん
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
隠栖いんせいの場所は行平ゆきひらが「藻塩もしほれつつぶと答へよ」
源氏物語:12 須磨 (新字新仮名) / 紫式部(著)