“蒸滊”の読み方と例文
読み方割合
じょうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何百と云う人間を同じ箱へ詰めてごうと通る。なさ容赦ようしゃはない。詰め込まれた人間は皆同程度の速力で、同一の停車場へとまってそうして、同様に蒸滊じょうき恩沢おんたくに浴さねばならぬ。人は汽車へ乗ると云う。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)