葭簀屏風よしずびょうぶ)” の例文
二枚折の葭簀屏風よしずびょうぶにまだ姿の遮られているうちに、「お父っさん」と呼んだお玉の声が聞えた時は、すぐにって出迎えたいような気がしたのを、じっとこらえて据わっていた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)