葦原あしわら)” の例文
そのむかしの難波なにわ葦原あしわらは、埋めたてられ、切りひらかれ、はや掘割も縦横に掘られ、町地割のできた所には、商人の仮屋が軒を並べ始めている。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは私がかの葦原あしわら将軍の二代目になるため松沢へ行こうというのではなく、全く正気の沙汰で筆を執ったのである。
将門の弟——去年、分家して、葦原あしわらに一邸を持っていた大葦原四郎将平は
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)