いほり)” の例文
かの地に住みし時この文を作らず、却つて今のいほりにうつりて之を書くは、わが悲悼の念のかしこにては余りに強かりければなり。思へば世には不思議なるほどに酸鼻さんびのこともあるものかな。
鬼心非鬼心:(実聞) (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
松かげの草のいほりは目立たずて梅の花しろし埋むかに見ゆ(撫松菴)
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)