菓子箪笥かしだんす)” の例文
吹きつづけたこがらしが、しいんと、吹きやんで、天地が、寒夜の静もりに沈んでゆくような晩だったが、相変らず、錦絵をならべて、小むすめに、絵ときをしてやったあとで、菓子箪笥かしだんすから
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)