菓子函かしばこ)” の例文
そして掛布の上に、父のもってきた菓子函かしばこや他の紙包を一ぱいに拡げていた。それは少女時代彼女の好きだった、そして今でも好きだと父の思っているようなものばかりらしかった。
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)