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菅草
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すげぐさ
ふりがな文庫
“
菅草
(
すげぐさ
)” の例文
「まず有難い」と云いながら、甚太郎は流れる汗を拭い木の根へ腰を下ろした時、丈なす
菅草
(
すげぐさ
)
を踏みしだき近寄って来る人影がある。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ただの家と、その邸内の単純な景色を——荒れはてた壁を——眼のような、ぽかっと開いた窓を——少しばかり生い
繁
(
しげ
)
った
菅草
(
すげぐさ
)
を——四、五本の枯れた
樹々
(
きぎ
)
の白い幹を——眺めた。
アッシャー家の崩壊
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
と
丈
(
たけ
)
なす
菅草
(
すげぐさ
)
が左右からすぐに
蔽
(
おお
)
いかかった。溜っていた葉末の白露が一度にパラパラと降りかかり白茶けた空の月と星が、上から彼を覗き込んだ。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
丈
(
たけ
)
なす
菅草
(
すげぐさ
)
を踏み分けて麓の方から駈け上がって来る二騎の騎馬武者の音であった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
菅
漢検準1級
部首:⾋
11画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“菅草”で始まる語句
菅草履