荼毗所だびしょ)” の例文
このときから忠利は岫雲院の住持と心安くなっていたので、荼毗所だびしょをこの寺にきめたのである。ちょうど荼毗の最中であった。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
九月十二日に勝久は三世勝二郎のひつぎ荼毗所だびしょまで見送って、そこから車を停車場へ駆り、夜東京に還った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)