茨垣ばらがき)” の例文
みのるは自分一人この暗い寂しい中に取殘されてゐた氣がして早足に墓地をめぐつてゐる茨垣ばらがきの外に出て來た。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)