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茜裏
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あかねうら
ふりがな文庫
“
茜裏
(
あかねうら
)” の例文
お輝の照代は、そのまゝ力が
盡
(
つ
)
きて、ヘタヘタと、碎かれた人形のやうに、娘お幾の燃えるやうな
茜裏
(
あかねうら
)
の布團の上に
崩折
(
くづを
)
れてしまひました。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と、むしり取れたらしい、着物の
茜裏
(
あかねうら
)
の一部——三角に千切れたのを持つて來るのでした。
銭形平次捕物控:252 敵持ち
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お紋の部屋はたいして取亂した樣子もありませんが、床は敷きつ放したまゝで、
茜裏
(
あかねうら
)
の布團が不氣味にも
艶
(
なま
)
めかしく口を開き、小用にでも起きて、そのまゝ歸らなかつたと言つた樣子です。
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
茜
漢検準1級
部首:⾋
9画
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
“茜”で始まる語句
茜
茜色
茜染
茜木綿
茜茶屋
茜空
茜草
茜部
茜草指