地平線上の青磁色が橙色にかわり、次第に茜色を帯びてくる。そして高層雲がある場合には、それがシルエットになって、くっきりと浮んでいる。
日はもう山稜のかなたに落ちているので、西の空だけが、茜色に光っている。鞍部は濃い紫色で、深海の底のような感じに沈んで見える。そしてマウナ・ケアの山頂だけが、赤く輝いている。
“茜色”の解説
茜色(あかねいろ)とは、薬用・染料植物であるアカネの根で染めた沈んだ赤色のこと。暗赤色。夕暮れ時の空の形容などに良く用いる。
アカネは根にアリザリン成分を含み、世界でも古代から利用された歴史の古い染料である。アカネを染料として得る色には他に、緋色があるが、こちらは鮮やかな赤色で茜色よりはるかに明るい。やや明るい茜色を英語ではマダー(madder:セイヨウアカネのこと)と呼ぶ。
日本では上代から既に染料として使用され、茜染の色合いから「紫」「日」などの枕詞として『万葉集』でおよそ11首詠まれている。
日本工業規格においては、JIS慣用色名の1つとして以下のようにマンセル値で色が定義されている。
(出典:Wikipedia)
アカネは根にアリザリン成分を含み、世界でも古代から利用された歴史の古い染料である。アカネを染料として得る色には他に、緋色があるが、こちらは鮮やかな赤色で茜色よりはるかに明るい。やや明るい茜色を英語ではマダー(madder:セイヨウアカネのこと)と呼ぶ。
日本では上代から既に染料として使用され、茜染の色合いから「紫」「日」などの枕詞として『万葉集』でおよそ11首詠まれている。
日本工業規格においては、JIS慣用色名の1つとして以下のようにマンセル値で色が定義されている。
(出典:Wikipedia)