茂太しげた)” の例文
その手は食わん、金箱というのは、茂太もたとやら茂太しげたとやらいう小倅こせがれのことではない、そのほかに確かに見届けたものがあるのじゃ。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
東京にのこし来しをさなごの茂太しげたもおほきくなりにつらむか
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
四歳よんさい茂太しげたをつれて大浦おおうらの洋食くひに今宵こよひは来たり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)