“花車屋台”の読み方と例文
読み方割合
だしやたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太鼓は抜きですが、笛とすりがねの音は海風に響いて、いとど陽気な気分を浮き立たせ、船に乗る者、さながら花車屋台だしやたいの上にあるような心持になりました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
人の気も知らないで、賑やかしい花車屋台だしやたいの行列は早くも米友の前まで押寄せて来ました。そこで迷児の道しるべの前に立っていた米友が、後ろへ隠れて人波を避ける。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)