花梨鞍かりんぐら)” の例文
赤毛の南蛮牛の背に、緬甸金襴ビルマきんらんいて花梨鞍かりんぐらをすえ、それにまたがった孟獲は、身にさいかわよろいを着、左に楯をもち、右手には長剣を握っていた。正に威風凛々りんりんである。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)