船手ふなで)” の例文
おつつがなく帝を陸地くがじへお上げするまでは、岩松の党が、夜見ヶ浜から美保ヶ関の御前島へかけて幾十そうも船手ふなでを潜ませておりまする。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——呉の孫策、船手ふなでをそろえて、大江を押渡り、曹操と呼応して、これへ攻めよせてくるやに見えます!」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)