興言利口きようげんりこう)” の例文
年かさの同僚が、彼れの振はない風采を材料にして、古い洒落しやれを聞かせようとする如く、年下の同僚も、亦それを機会にして、所謂いはゆる興言利口きようげんりこうの練習をしようとしたからである。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)