“膳大刀自”の読み方と例文
読み方割合
かしわのおおとじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膳大刀自かしわのおおとじ菩岐々美郎女ぼききみいらつめ)が心労のあまりまた同じく重い病の床につかれた。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
その前日には太子の正妃膳大刀自かしわのおおとじくなられ、前年の暮には母后が崩御されたのであるから、上宮一家の悲嘆は申すまでもない。一般民草に与えた深甚の影響についてはすでに述べたとおりである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)