腋下わきのした)” の例文
首を垂れて聴て居た貞之進は、その時冷たい汗が腋下わきのしたを伝わるとゝもにやゝ安堵し、手紙に書いたまゝの事を、ぽつ/\と句切って繰返すを、そうか/\と庄右衛門は点頭うなずきながら四辺あたりを看廻わし
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
冷い油汗が腋下わきのしたをツルツルと流れ落ちるのが分った。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)