肆廛してん)” の例文
しかしそれがおいおいに肆廛してんとなり、往還はやや迂回うかいしつつ、城のすぐ近くを貫ぬくようになった。城下が都市と化すべき端緒は、大きな道路とその上に立つ市場とであった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)