聴音機ちょうおんき)” の例文
「誰か呼んでいるぜ」兄は立ち止ると、両掌りょうてを耳のうしろにのようにかって、首をグルグル聴音機ちょうおんきのように廻しています。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
青木学士は、そのありさまを、にこにこわらいながら見ていましたが、春夫がすっかりねむってしまうと、彼はひとりで配電盤はいでんばんの前にたち、受話器を頭にかけ、水中聴音機ちょうおんきのスウィッチを入れました。
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)