聴聞ちゃうもん)” の例文
旧字:聽聞
聴聞ちゃうもんいたしたいといふやうでございましたので。もうどうかかまはずご講義をねがひたう存じます。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
穂吉どのも、たゞ一途いちづ聴聞ちゃうもんの志ぢゃげなで、これからさっそく講ずるといたさう。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
たゞ一人でも穂吉のことから、まことに菩提ぼだいの心を発すなれば、穂吉の功徳くどく又この座のみなの衆の功徳、かぎりもあらぬことなれば、必らずとくと聴聞ちゃうもんなされや。昨夜の続きを講じます。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)