聖光院しょうこういん)” の例文
あらゆるものをちきってまっしぐらに歩み出した闇であった。範宴はんえんは四、五町ほど駈けてから聖光院しょうこういんの方を振りかえった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でも先方で、夜にれば、必ず兵に守らせて、聖光院しょうこういんへお送り申しあげるゆえ、心おきなく、帰れというし、師の房も、戻ってよいと仰せられたから——」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この春を迎えて、聖光院しょうこういん門跡もんぜきとして移ってからちょうど三年目になる。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)