老母ばゝ)” の例文
現在の社会と比較するならば、虚無党の主張の方がむしたしかに真理に近いものです——私も百方慰め励まして、無分別のこと仕ない様に注意して、丁度ちやうど、夜の十時過、老母ばゝが待つてるからと
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ほんとにねエ」と兼吉の老母ばゝも煙にむせびつ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)