老中議判ろうじゅうぎはん)” の例文
徳島城の城地没収じょうちぼっしゅう、二十五万石取潰とりつぶしの審議が老中議判ろうじゅうぎはんとなった時、唯一の証拠である、世阿弥よあみ血筆の秘帖の一部が裂きとられてあったため、そこの数ヵ条の肝腎かんじんな個所が不明となり
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)