羽矢銛はやもり)” の例文
代々、白並の漁師原は羽矢銛はやもり一つ持たずに利を得て来たが、寄り鯨にすると、浜役人の手にかかるので、流れ鯨を沖で切刻んで切り鯨にし、津軽や松前へ持って行って金穀に替えてしまう。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)