“纔(ともづな)” の例文
纔(ともづな)を解きてカプリに向ふ程に、天を覆ひたりし紗は次第に斷(ちぎ)れて輕雲となり、大氣は見渡す限澄み透りて、水面には一波の起るをだに認めず。美しきアマルフイイは巖のあなたに隱れぬ。