繞石じょうせき)” の例文
その頃同級生であって記憶に残っているものは久保天随てんずい、坂本四方太しほうだ、大谷繞石じょうせき中久喜信周なかくきしんしゅう諸君位のものである。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ただ一人此処ここに挙ぐれば、現在は中央文壇から遠ざかっているけれども、大谷繞石じょうせき君がいるだけである。この人は夏目さんの最も好い後継者ではあるまいか。
温情の裕かな夏目さん (新字新仮名) / 内田魯庵(著)