“紙衣蚊帳”の読み方と例文
読み方割合
かみこがや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙衣蚊帳かみこがやをかぶって、朱実は今も寝ていたのである。そこへ、猟犬の眼に見つけられた小猿が、窓から飛びこんで来て彼女のうしろへ隠れた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上からかぶるふすまのかわりに、それへ備えてあるのは、これもどこかで拾って来たものらしい、破れた紙衣蚊帳かみこがや
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)