“糊塗策”の読み方と例文
読み方割合
ことさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分と三千代の関係を、平岡から隠す為の、糊塗策ことさくとはごうも考えていなかった。代助は平岡に対して、さ程に不信な言動をあえてするには、余りに高尚であると、優に自己を評価していた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分と三千代の関係を、平岡からかくための、糊塗策ことさくとは毫も考へてゐなかつた。代助は平岡に対して、左程に不信な言動げんどうを敢てするには、あまりに高尚であると、優に自己を評価してゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)