米原よねはら)” の例文
文展の彫刻部に『瓢箪鯰へうたんなまづ』を出品した米原よねはら雲海氏は、この頃の眼も眠らないで、せつせと仁王さんを刻んでゐる。仁王さんはぢやう六のかなり大きい木像だ。
妻の静子さんは、森の親戚しんせき米原よねはら家の人なのですが、その生れた時に、私どものお父様の名の一字を取って、静子と名づけられたのです。子供は一人ありましたが、早く亡くなりました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)