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簔虫
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みのむし
ふりがな文庫
“
簔虫
(
みのむし
)” の例文
二階の縁側のガラス戸のすぐ前に大きな
楓
(
かえで
)
が空いっぱいに枝を広げている。その枝にたくさんな
簔虫
(
みのむし
)
がぶら下がっている。
簔虫と蜘蛛
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
稲荷を祠る時の巻物をくわえた石の狐を売る店があったり、
簔虫
(
みのむし
)
の巣でつくった銭入れを売る店があったり、赤い硝子の軒灯に家号を入れた料理仕出屋があったり、間口の広い油屋があったり
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
私はそれがやがて若葉になる時の事を考えているうちに、それまでにこの
簔虫
(
みのむし
)
を駆除しておく必要を感じて来た。
簔虫と蜘蛛
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
つまりわれわれの先祖が
簔虫
(
みのむし
)
や蜘蛛の先祖と同じであってもいいような気がして来る。
簔虫と蜘蛛
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
簔
漢検1級
部首:⽵
17画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
“簔”で始まる語句
簔
簔帽子
簔蟲庵
簔笠雨談