さお)” の例文
竹柏園文庫ちくはくえんぶんこの『和漢船用集』を借覧するに、「おもて高く、とも、よこともにて、低く平らなるものなり」と言ってある。そして図にはさおる舟がかいてある。
高瀬舟縁起 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
王はすきを見て金を水の中へつきおとした。金の父親はそれを見て大声をあげようとすると、船頭がさおでついた。金の父親もそのまま水の中へ落ちてしまった。金の母親がその声を聞いて出てのぞいた。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)