節刀せつたう)” の例文
忠文は命を受けた時、まさに食事をしてゐたが、命を聞くと即時にはしを投じて起つて、節刀せつたうを受くるに及んで家に帰らずに発したといふ。なまぬるい人のみ多かつた当時には立派な人だつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)