立退場たてのきば)” の例文
いくら猛烈に怒っても、いくらひいひい泣いても、怒りが行き留りではない、涙が突き当りではない。奥にちゃんと退がある。いざとなれば此立退場たてのきばへいつでも帰られる。
高浜虚子著『鶏頭』序 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)